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LYNX Audio / HILO TB 導入しました。


ADコンバーターは非常に悩みました。
30万前後の価格帯だと数えるほどしか製品がないのです。だいたい複合機だったり・・。
お金さえあればラブリーゴールド行けば間違いはないのでしょう。ですがそんなバジェットはありません。

宮地楽器のK氏のご協力の下色々と試させていただきました。
個人的にはMetricHaloのサウンドが好きでした。LIO-8を試したのですが、とても堅実な音かつ遊びココロにあふれた音がしていて音楽的でした。Dsubという点とハード、ソフトともに設計が少し古いという点がひっかりましたが、新しいOSへの対応力も高いようなのでいいなと思いました。ADもDAもマスタリングで使えますね。
ただMacオンリーでしか使えないのは少しリスクだなと思いました。現状Macでマスタリングができるソフトを見つけられていないのでどうしてもエディットはwinになります。そうするとwinでもADできるインターフェースがいいなと。

ここで単体ADとIFを組み合わせればいいじゃないかという話があるのですが、iMac用IFも揃える必要がありまして、単体ADもあればあったでそれはいいのですが、とりあえず使えるADを積んだIFが見つかればラッキー、的な感じで探し始めました。

プリズムのTitan、antelopeの384も試したのですが、ちょっと僕的にはしっくり来なかったので(物は当然良いのですが好み的に)見送りました。
TitanはUSB接続がwinと相性が悪いのかバグが多くて使えませんでした。でもDAとADの質感は良かったです。あとマイクプリの密度の高さはすごかったです。あれだけほしいです。オルフェウスのほうが音がいいという噂を聞いたので、今度はそちらを聞いてみたいなと思っています。
384はクロックジェネとしてもつかえるので大変いいなと思ったのですが、クロックのサウンドとADのサウンドがちょっとイメージと違ったので別のものを探そうということになりました。

APOGEEはシンフォニーを試しました。DAはとても色付けされるので、すべてをAPOGEE色に染めるというシチュエーションには最高だなと思いました。が、APOGEEとはべつの方向性でミックスされたものも強制的にAPOGEEになってしまうため、アナログ出しのセカンドDAとして使いたいなと思いました。AD後のモニタリングDAにはもう少しフラットで地味なものを使いたい感じでした。
でもADはDAほどそこまで色付けはありません。むしろおとなしい感じでしたのでいいなと思いました。AD→AES出し→モニタリングDACにインプットという使い方ができたら最高だなと思いました。が、現状そんな贅沢なことできないのでシンフォニー単体での運用は見送りました。
ですがAPOGEEのサウンドはいずれ必ず欲しいと思っています。シンフォニーのサウンドは唯一無二です。
ensemble2は試していないのですが、今後試したいところです。(マスタリングADとしてではなくレコーディングインターフェースとして)

MetricHaloもいずれ揃えたいです。コンバーターもほしいのですがクロックのサウンドがほしいのです。あれも唯一無二です。コアなファンがいるのもわかります。

RMEはコスパと現場での堅牢性は最強ですが、マスタリング用途と考えると外部クロックのサウンドコントロールが効きにくいイメージがあるので、スレーブ前提の運用だとちょっと大変かもと思いました。単体運用ならFireWire接続のサウンドはとても好きです。解像度はそこまで高くありませんがぐっと来ます。真面目な音です。

pure2は期待していたのですが、思ったよりも美しすぎました。これは悪い意味ではなく繊細すぎました。orion32はどちらかと言うと低域に密度があり腰を落としたぐっと押し込んでくるサウンドですが、pure2は空間を響かせることに特化したサウンドでした。クリアで透明感があり、解像度も高いです。ですが、マスタリングにおいてはジャンルごとの汎用性が僕は欲しかったのでpure2のサウンドはちょっと激しい音楽には向かないかもという印象でした。
クラシックやシンフォニック系のアンサンブル、アコースティック音楽には大変マッチするのでいずれほしいと思っています。クロックのサウンド自体そのような感じなので、convert-2にも入れてみたいです。
割りと僕の得意とする分野に使えるのでので正直とても悩んだのですが、ロックやダンスミュージックへの対応を考えるとこれ一つで対応できる気はしなかったので見送りました。
というのはDAの話で、ADは割りと汎用性高かったです。低域の量感もありました。が、モニタリングDAが前述のとおりなのでうーむという感じです。


で、最終てきに何を選んだのかといいますと表題の通りとなります。
LYNX AUDIOのHilo TBです。
この機種はおそらくいちばんデモ機をお借りした回数が多いです。USB版、TB版、TBをwinで駆動できるかのテストの3回ほどです。
HILOのサウンドはなんにもないというのがぼくの印象です。足し引きがないという表現は嫌いなので使いませんが、ぼくが知っているADDAの中では非常にクリーンな部類だと思います。逆を返せばつまらない音です。AD前に面白いラインアンプなどで音を作らないとADでは作ってくれません。またDAも非常に素直に出してきます。低域の解像度が深いため、少し低域が多く聞こえます。なのでHILOで調度良く作ると一般環境ではすこし物足りなくなります。
HILOのクロックも透明感のあるサウンドです。DANGEROUSのコンバータに入れると暴れる元気いっぱいな子をなだめてくれるような感じがあります。そのうちクロックの音質比較もしたいですね。
あとヘッドフォンアンプもパワーが有っていいです。僕はベイヤーのDT770/250を使っているのですがローインピ向けのゲインが低いヘッドフォンアンプだと250Ωを駆動できないのですが(ボリュームMAXで音小さい(泣)になります)HILOはその点しっかり駆動してくれるのでいいです。600Ωになると流石にゲイン足らないんじゃないか説があります。250でボリューム90くらい行くので。

あとタッチパネルでのルーティング操作は非常に快適です。リファレンスレベルの切り替えが瞬時に行えるのは大変なメリットだと思います。ただピークメーターの下限が-40dBなのを90dBくらいにしてもらえたら嬉しいなと思います。フロアノイズを確認できたらめっちゃ嬉しいです。
リモートソフトも安定していていいです。リアルタイムの数値表示がないとか、フェーダー数値を手打ちできないとか、本当にマスタリングを想定したコンバーターなのか疑問に思うところはままありますが、今のところ許容できています。

TBとUSBで迷ったのですが、音をそれぞれ聞いてTBのほうが音が良かったので決めました。TBケーブルとポートでも音が変わるので基準をどこにしようか迷いましたがその話はまた今度にします。噂によるとオプティカルThunderboltケーブル(光TB)が音がいいらしいです。いずれ検証します。

HILOのアドバンテージとしてはwinでもTBが使えるところですね。うちのマザーボードはGIGABYTEのZ87X-UD5 THという型番ですが正常に動作しています。いまもSamplitudeでのマスター録音で使っていますがゆくゆくはsequoiaでのAD録音を考えた時にかならず役に立つと思いました。
winでTBが使えるIFはLYNXくらいでしょうか。LYNXはPCIオーディオの開発資産があるためPCIベース規格のTB接続の設計が可能、とのことを代理店のフックアップさんからお聞きしました。

以上のことを踏まえて、マスタリングでの運用が現実的だと判断して導入を致しました。
基本的なフロートしてはiMacにHILOをTB接続しPT12をマスターレコーダーとして使っております。ソフトもスタジオ・ワン3とサウンドブレードを試しましてPTに落ち着きました。ソフトによってもやはり違うものですね。一つ一つ勉強です。

マスタリングフローはwinで再生→orion32(DD,SPDIF)→convert-2(DA)→API550b→HILO(AD)→iMac,PT12でアップサンプリングREC→HILOでモニタリングDA→Avocet
という流れでとり込み作業を行います。

詳しいフローの話はまた今度にします。

HILOはとてもコスパに優れた素敵な機材だと感じています。

発熱がもう少し良ければ文句はないのですが・・。笑

IMG_20151217_143947.jpg



StudioSDP 
info@studiosdp.com
http://www.studiosdp.com/

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- 2 Comments

のんのん  

非常に面白い記事をありがとうございました。
Mergingはいかがな印象でしょうか?
当方ふつうの(非ハイレゾ、2ch)聴き専ですが、
Hapiの音がすごくいいよと聞いて食指が動くもののなかなか試せずにいます。

2016/02/16 (Tue) 03:13 | REPLY |   

学  

No title

初めまして。
私もHilo TBを個人的に使っているので興味深く拝見させて頂きました。
MacbookPro retina 2015 15inch、Hilo AD、Bruel 4961計測マイクで
FFT用途から録音という感じで。

Opical TBは今の所2社からしか出ていませんが
コーニングは破損しやすい傾向があるので
住友をお勧めしておきます。音質はコーニングの方が
軽い低音が出る感じで好みだったのですが。
TBは端子の発熱がすごいので、そこが逝ってしまうようです。
端子ケース樹脂をやすりで削いでいって
ヒートシンクを増設したいくらい夏は熱くなります。
表面温度で55℃は超えるので、チップコンデンサ類が
いっちゃう感じなのかもです。
では失礼致しました。

2016/02/16 (Tue) 22:00 | REPLY |   

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